マイクを長く使うための正しい保管の仕方
マイクを購入したけど保管の方法が分からない、正しく保管できているか不安。
そんな、悩みにお答えします。
本記事の内容
- 適切なマイクの保管の仕方(手順と必要な道具)
- マイクを使った後の簡単なメンテナンス方法
今回の記事では、適切なマイクの保管方法と日頃の簡単なメンテナンスについて解説しています。
この記事を書いている私は、ミックス歴5年ほど
下記のツイッターモーメントから私がミックスしている曲が聴けます。
⚡️「うにお@ミックス師が担当した作品」(@UniunioMixさんによる: https://t.co/GoaCdBmf6I) #歌い手さんMIX師さん絵師さん動画師さんとPさん繋がりたい
— うにお@ミックス師 (@UniunioMix) January 23, 2020
マイクは適切な保管と、メンテナンスをする必要があります。
マイクは精密機械です。
正しい保管の仕方とメンテナンスをしないと、音質の劣化に繋がったり、壊れてしまったりすることがあるのです。
1、適切なマイクの保管の仕方
マイクは適切な保管をする上で避けるべきものは以下になります。
- 高温・多湿
- ホコリ
- 衝撃
です。
これら、マイクを傷める原因になるものを避けるための方法を解説します。
1−1保管に必要な道具
日本は雨が多く、湿度の高い国です。
湿度を避けるために、持っておくと便利なものを紹介します。
- ジップロック L
→いわゆる、密閉できる系の袋です。 - ドライナウ 20g(家庭用乾燥剤)
→使用済みのものではなく、新品を使うと良いでしょう
1−2保管の手順
保管方法はいたって簡単です。
マイクを乾燥剤と一緒にジプロックに収め、それから付属のポーチなどに入れておきましょう。
マイクにとって理想的な湿度は30%以下です。
除湿剤の効果は、購入したものの説明をよく読み、定期的に交換するようにしましょう。
高価なマイクをお持ちの方は、湿度計が付いたデシケーターがオススメです。
マイク用のデシケーターというのもありますが、高価なものなので、乾燥剤と一緒に使う下記のようなものでも、家庭用としては十分かと思います。
また、誤って衝撃を与えてしまわないよう、保管する場所にも気を使いましょう。
2、マイクを使った後の簡単なメンテナンス方法
マイクを使った後は、簡単な清掃をしてから保管するのが良いでしょう。
マイクの劣化を防いだり、トラブルを最小限に抑えることができます。
2−1チェックすべき場所と必要な道具
まずは、日頃のメンテナンスに必要な道具を確認しましょう。
以上の3つになります。
これらはマイクだけでなく精密機器の全般でメンテナンスに使えますので、所持していても損はないでしょう。
そして、普段のメンテナンスでチェックすべき場所は2箇所です。
- マイクヘッドの汚れ
- ケーブル接続部分のほこり・汚れ
です。
2−2具体的な手順
具体的な手順を解説します。
やることは簡単です。
まずは、マイクのヘッドカバーをキムワイプで拭きましょう。
ヘッドカバーというのは、ダイアフラムを保護している「格子編みの部分」です。
歌っている口を近づける部分ですので、なるべく清潔にしておいたほうが良いですし、
唾液などが付着しているとダイアフラム(音を拾うパーツ)が劣化する原因になりますし、臭いの原因にもなります。
使用した後には拭いておくと良いでしょう。
この時、マイクヘッドにエアダスターなどを吹き付けるのはNGです。ダイアフラムが破損する場合があります。
次にすべきは接点の清掃です。
収納する前に、ケーブルを挿す部分にホコリなどの汚れが付着していないかチェックしましょう。
そして、軽くエアダスターを吹きかけて、目に見えないゴミを飛ばしておきましょう。
もし、エアダスターで取りきれないゴミが付着していた場合は、綿棒で除去すると良いと思います。
綿棒を使用してゴミを取った後は、もう一度エアダスターを吹いておくと良いでしょう。
ノイズが出た時や、接触不良の時は、接点復活剤を吹きかけて、接点の保護に役立てましょう。
※接点復活剤の使いすぎは逆に故障の原因となりますので注意して下さい。
以上で今回の解説は終わります。
マイクは大事な相棒です。
大切にしましょう。
それでは、みなさんの音楽ライフが良いものになりますように
うにお