【無料ソフト】歌ってみたを録音する方法【画像で解説】

・無料で歌ってみたを録音したい

・正しく録音できているか心配

・ミックスを依頼する方法が知りたい

そんな悩みにお答えします。

本記事の内容

  1. 無料で歌ってみたを録音できるソフトの紹介(MacOS対応!)
  2. 正しい録音の仕方を3ステップで解説
  3. 録音した素材でミックスを依頼する方法

この記事を書いている私は、ミックス歴5年ほど

下記のツイッターモーメントから私がミックスしている曲が聴けます。

この記事をみている方の多くは歌ってみたの録音は初めてで、これから歌い手の活動をしていきたいと考えている方が多いかと思いますので、準備するものからミックス師さんへの依頼方法まで丁寧に解説していこうと思います!

ではまず準備編から

無料で歌ってみたを録音できるソフトの紹介

この記事で紹介する録音ソフトはAudacityです!

Audacityは約20年前に登場した歴史ある録音ソフトで、シンプルで簡単な操作でありながら十分な機能が使えることから、フリーの録音ソフトとして有名になっていきました。

今でこそ無料で使える録音ソフトはたくさんありますが、初めて使うソフトはこのAudacityを筆者はオススメしています。

このソフトをオススメする理由はいくつかあります。

  1. シンプルで操作がわかりやすい
  2. PCへの負荷が少なく、低スペックのPCでも安定して動作する
  3. 有名なソフトなのでヘルプがネットに多い
  4. 正しい録音の方法が身につきやすい

まず録音をする上でこんなに簡単なソフトはなかなかありません。

そして、高スペックのPCを持っていなくても(低スペックPCでも)快適に使うことができます。

それからこの記事も含めてですが、とても有名なソフトなので困った時もネット検索で簡単にヘルプが見つかります。

また、シンプルなソフトゆえ余計な機能が付いていません。

最初から高価なソフトで始めるのも悪くはないですが、間違った方法で録音しているのに、ソフト側の自動補正などでパスしてしまったり、そのソフトを詳しく知らないまま使用し、ミックスを依頼するときなどにミックス師に迷惑をかけてしまったりし兼ねません・・・。

この次はAudacityを使って正しい録音の仕方を解説しますので、以下のURLからインストール用ファイルをダウンロード&インストールしてください!

Windows(ウィンドウズ)の方は → Audacity(窓の杜)

MacOSの方は → Audacity Download for MacOS

MacOSの場合はダウンロードページに行ったら、Audacity x.x.x.dmg file (includes user manual)(xのところはバージョンで20年9月現在2.4.2)をクリックし、Audacity macOS DMGをダウンロードしてください。

ダウンロードできたら早速インストールしておきましょう。

インストール用ファイルを起動したら何も設定は変えず、次へ、次へ・・・と進んでいけばOKです!

無事にAudacityが起動したらインストールは完了です。

続いては大切なソフトの設定と、具体的に録音の仕方を解説していきます!

3ステップで解説!Audacityを使った正しい録音の仕方

ここでは歌ってみたの正しい録音方法を解説していきます!

準備・録音・書き出し

の3ステップでOKです!

ステップ1:準備

まずは準備するものです!

  1. Audacityの設定 ★重要!!
  2. マイク
  3. イヤホン・ヘッドホン
  4. カラオケ音源

1のAudacityのインストールはもう終わってますね!

この後設定の方法を画像付きで解説します。大事なのでしっかり読みましょう!

2のマイクは今回なんでもOKです!

3のイヤホン・ヘッドホンもなんでもOKですが、音漏れがしないものを選ぶと良いでしょう。

4のカラオケ音源は公式が配布していて、歌ってみたでの利用がOKの場合は必ず公式の音源を使用しましょう。

※逆にJ-POPなど歌ってみたで使ってはいけない音源もありますので、注意してください。

知らずに使ってしまい裁判になった事例もありますので気をつけましょう!

★Audacityの設定

録音する前にソフトを正しくセッティングすることはとても大事です。

ここで紹介する項目は必ず設定しましょう!

①音質の設定

環境設定を開く

まずは編集→環境設定と進んでください。

するとこんな画面が開きます。

デバイス設定

まずはデバイスの設定を行いましょう!(デバイスというのは自分が録音に使用する機材のことです)

設定する項目は

  1. デバイス→再生→デバイス(スピーカーを選択)
  2. デバイス→録音→デバイス(マイクを選択)
  3. デバイス→録音→チャンネル(モノラルに設定)

1・2について、パソコン標準のイヤホンジャックや内臓マイクを使用する方はほとんどの場合初期設定のままで大丈夫です。念の為確認だけ行います。

オーディオインターフェイスを使用している方は必ず設定をしておきましょう。

3のチャンネル設定については多くの人がやらずに録音してしまい、ミックス師さんに余計な一手間を撮らせてしまっていることが多いです。

歌の録音はチャンネルを必ず1(モノラル)に設定しましょう!

続いては品質の設定です。

品質の設定

左の目次から「品質」を選択すると上のような画面が出てきます。

  1. 品質→サンプリング→サンプリング周波数を48000hzに
  2. サンプル形式を24bitに

こちらの項目も多くの人が設定せずに録音をしていることが多く、せっかく良い歌も劣化した音質でミックスしなければならなくなってしまいがちです。

必ず設定して、良い音質で録音できるようにしましょう!

さてさて、OKを押して環境設定については終わりなのですが・・・

OKを押したら、画面左下にある「プロジェクトのサンプリング周波数(Hz)」というところを48000にしてください!

こちらも大切な設定ですので忘れずに行いましょう!

以上でステップ1は終了です!

この録音設定は録音を行うときに毎回見直すのが良いです。

なぜなら、何かしらのトラブルで設定が初期化されてしまう可能性があるからです。

設定が完了したところで、次は録音です!

ステップ2:録音

録音の手順は簡単です。

まずはカラオケの音源を取り込みましょう!

「ファイル→読み込み→音声の取り込み」からカラオケ音源を選択して取り読み込みます。

次の画像がカラオケ音源を読み込んだ状態です。

ここで重要なのは、このままでは録音するのにカラオケの音量が大きすぎるということです。

ですから、左の方にあるゲインバーをスライドして、-20などにしておきましょう!

続いては録音用のトラックを作成します。

「トラック→新しく追加→モノラルトラック」を選択して歌を録音するためのトラックを作成しましょう!

では、トラックが作成できたところで、録音を開始してみましょう!

赤い丸のボタンが録音開始ボタンです。

自分の録音したい箇所を選択して、ボタンを押すと録音がスタートします。

マイクの入力音量は左上のバーで調整することができます。

画像の通り、録音するとき、マイクの音量が「0」に当たってはいけません。

これはクリップ、簡単にいうと音量オーバーで音声が壊れて(歪んで)しまう状態、を避けるためです。

そして録音の時、トラックの右側にあるバーをいじらないようにしてください。

これは、クリップしているのに「0」に当たらなくなってしまったり、クリップしていないのに「0」に当たってしまったりするのを避けるためです。

歌いながらメーターを監視できない時は、後から録音した部分を再生してみて、当たっていないか確認しましょう。

音量が小さい分には問題ありません!

自分の声が聞き辛い時は、カラオケの音量を下げましょう!

また、一部分ずつ分けて録音したい時は、前後の被りが生じないように以下の画像のように交互にトラックを分けて録音しましょう。

以上でステップ2は終了です。

良いテイクが録れるまで繰り返し録音してみましょう!

ステップ3:書き出し

それでは、録音した歌をミックスしてもらうために書き出してみましょう!

まずは書き出す範囲を選択します。

必ず左の一番端っこから書き出し範囲を選択しましょう。この時、上部タブから「選択→すべて」と行うと間違えがないでしょう。

これを頭出し(カラオケの頭と録音したデータの頭を揃えること)といいます。

続いて、「ファイル→書き出し→複数ファイルの書き出し」を選択します。

書き出しの設定は以下のようにしておきましょう!

書き出しをクリックして、書き出し完了の画面が表示されればOKです。

お疲れ様です!

これで3ステップ終了です。

ここで紹介している方法で録音を行えば、まず間違った録音をしてしまうことはないですが、今回紹介した内容はごく基礎的な部分にすぎません。

もちろん録音のクオリティは機材による影響もかなり大きなものです。

より良い録音を目指すのであれば、下記のような初心者セットなどを導入してみるのも手かと思います。

※初心者セットは品質の保証された録音機器専門メーカーの物を買うことをオススメします!

Focusrite フォーカスライト Scarlett Solo Studio Pack (3rd Gen) アマゾンオリジナル RECセット (マイクスタンドx2/ポップガード付属) 【国内正規品】

このセットはフォーカスライトというイギリスの老舗メーカーの製品でとても信頼でき、そこにアマゾンが録音に必要なマイクスタンドなどを加えた、お得なセットです。

PRESONUS ( プレソナス ) / AudioBox iTwo STUDIO USBオーディオインターフェイス

こちらのセットは、デジタル録音といえばプレソナスと言われるくらい、PCを使った録音機器を主に製作している会社のセットです。こちらはマイクスタンドなどは別で購入する必要がありますが、品質やサポートはとても優れています。

細かいことは繰り返し録音をして、ミックス師さんに依頼してみたり、友達の意見を聞いてみたり、経験を積んでいく中で身につくこともたくさんあると思います!

このブログでも録音やミックスについて解説していますので気になる記事があれば読んでみてください。

さて、最後はミックス師に依頼する手順を紹介します。

録音した素材でミックスを依頼する方法

本記事で紹介した手順で録音されたものを使用するとします!

  1. ミックス師さんにアポイントをとる
  2. GigaFileにデータをアップロード
  3. ミックス師さんにデータを送付
  4. 完成品の確認と受け取り

まずはTwitterやココナラ、YouTubeなどで好みのミックス師さんにアポイントを取りましょう。

アポイントをとる時はマナーとして、必ず提出データが揃ってから連絡しましょう。

データを揃えてから連絡することで、自分も順番待ちが長引かず、ミックス師さんもスケジュールが混乱せず、お互いに好印象でやりとりできます。

続いて、GigaFile(ギガファイル) → https://gigafile.nu/ を利用してミックス師さんにデータを送付しましょう。

この時ファイル名はローマ字でつけておくとエラーが発生しづらく良いです。

有償無償それぞれですが、必ず音源は何度か聞いて、気になる部分は再調整の依頼をしてみましょう!

確認と再調整を怠らないことがクオリティの高い音源を作成するのに一番大事と言っても過言ではありません!

以下の記事ではミックスを依頼するときの手順やマナーについて詳しく解説していますので、気になる方は見てみてください!

まとめ!

  1. 老舗の録音ソフトAudacityを導入
  2. 正しい手順で録音
  3. ミックスを依頼してみる

今回はこの辺で終わろうと思います!

当ブログでは録音やミックスについて基礎的なことから発展的なことまで幅広く解説しています。

ぜひ他の記事もご覧ください!

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

うにお

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